視覚障がい者のHさんは月2回、パソコン教室へ通っています。
ヘルパーも同行援護として、付き添っています。
教室では、先生が生徒さんの希望にあわせて丁寧に教えてくれます。
Hさんは音声読み上げソフトの入ったパソコンで、要所要所に突起シールのついたキーボードで文字を打ち、ネット検索や文書作成の練習を重ねてこられました。
この2か月は、6月に揃って誕生日を迎える娘さん夫婦へのバースデーカードづくりに取り組まれました。
文字数、行数などを設定し、音声機能で文字や指示を確認しながら、作業を進めました。
そして、イラストはgoogle画像検索をしましたが、望むようなものがなかなか出てきません。
そこで試したのがAIのchatGPT!
文字で「6月に誕生日を迎える娘夫婦にバースデーカードをつくりたい。マラソン好きな二人が自然の中を並んで走っているイラストを入れたい」と入力。
するど、chatGPTはしばらく考え込んだ後、
紫陽花が咲き乱れる中を、男女2人が仲良く並んで走っているイラストを作ってくれました!
AIは、6月と聞いて、紫陽花を入れてくれたのです。
ヘルパーがイラストの内容を、Hさんに説明。
といっても、Hさんが最初に指示した通りの内容なんですけどね。
いや、それ以上の出来栄えに、とても喜ばれました。
最後に、イラストと文字を合わせて、カードが完成。
先生とヘルパーはちょっとサポートしただけで、あとはすべてHさん自身がパソコンとAIを駆使して完成させたのです。
今はこんなこともできる時代なんですね。
誰もが暮らしやすい地域づくりへ向けて、同行援護ヘルパーにあなたもなってみませんか?