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いつも温かく見守ってくださっているみなさまへ。(16周年のお礼)

2026.05.01

2010年5月1日。

5月の晴天の日、抱樸館福岡の開所式が行われました。

あの日の光景は、今でも鮮明に覚えています。

たくさんの方々が集まり、熱気と期待に包まれていました。

「ホームレス状態にある人が、もう一度自立できるチャンスをつくろう」

その一心で、私たちはこの場所を立ち上げました。

「やっと、ここまで来た」

あの時の喜びと、身の引き締まるような思い。それが私たちの原点です。

 

あれから、16年。

 

これまでに1,700人を超える方々がこの場所を通り、

多くの方が再び、地域での新しい生活へと歩み出していきました。

 

福岡の街を見渡すと、路上で過ごす方の姿は格段に少なくなりました。

けれど、問題がなくなったわけではありません。

むしろ、社会の困りごとは、より複雑に、そして「見えにくいもの」へと変化しています。

 

無縁社会、孤独・孤立、格差、子どもの貧困、ごみ屋敷、ひきこもり、孤独死……。

 

「まだ家はあるけれど、もう限界です」という相談が多くなっています。

また、かつてここを卒業した方々も、16年という月日を経て高齢になられました。

60代だった方は70代に、70代だった方は80代に。

一人暮らしが難しくなった方の介護保険申請や、老人ホームへの住み替えをお手伝いする日々。

私たちの支援は、今や「家族の代わり」としての役割も担っています。

 

時代が変われば、悩みも変わります。

でも、私たちのやるべきことは変わりません。

 

抱樸館につながったすべての人たちが、

「生まれてきてよかった」と思えるような、幸せな人生を歩めるように。

私たちはこれからも、一人ひとりの人生に「伴走」し、歩み続けていきます。

 

この16年、支えてくださったみなさま。

本当にありがとうございます。

そして、これからも。

私たちの歩みを、一緒に応援していただけたら嬉しいです。

 

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

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