ケアプランセンター熊本北

「麻生田校区 認知症徘徊者声かけ模擬訓練」に参加しました

3月19日(日) 13:30~15:00 麻生田小学校運動場 で実施された訓練に3名参加しました。

<訓練の目的(実施要領より抜粋)>
団塊の世代が75歳以上になる2025年には認知症患者数は700万人、65歳以上の5人に1人が認知症になると推計されています。
これに伴い認知症による徘徊行動の増加が見込まれることから、模擬想定した声かけ訓練をを行うことで認知症の方への対応の仕方を習得することなどが目的です。

<訓練の流れ>
5ヶ所の地点に①徘徊者役(オレンジのベスト) ②サポート役(白のベスト) を配置し、各所それぞれに設定された徘徊パターンを元に声かけ訓練を行う。見学者は「声かけ役」を交代しながら5ヶ所を順次移動する。

この写真は、当事業所のケアマネージャーが②サポート役として参加している写真です。ちなみにこの地点の設定は「70代男性 アルツハイマー型認知症で施設に入所中。「家に帰る」と言い徘徊する。足腰が強くどこまでも歩いて行く。話しかけに対しては「家に帰る」とは言うものの、名前や年齢、どこから来たのかは言えず、
質問に対しての返答はなく、質問を繰り返していると表情が強ばり始め、不安な表情になり落ちつかなくなる。」という内容でした。

<ケアマネージャーの感想>
訓練とわかっていても、どう声かけしたら良いのか悩んだ。事前打ち合わせで「近づき過ぎない」「触れない」となっていたが、実際その場になると、声かえ役の方の中には近くに寄って手で触れながら声かけされる方もおられた。だいたいそうしたくなるが、訓練後①徘徊者役の方の感想に「距離が近くて緊張した」があり、知らない人からの接触は健常者でもそう感じるので、認知症の方はもっと怖く感じられるのでは?と思った。
当日は慣れないハンドマイクを持ったが、操作がわからず 、ウーーーーー!!!!! とサイレンを鳴らしてしまい焦った。